一目瞭然、目からウロコ!


正しい意味を知らず、自分で勝手に意味を想像して読んでいる時代小説用語はありませんか?

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 鳴子(なるこ)

鳴子(なるこ)は音を出す道具のひとつ。元々は音で鳥を追い払うためのものだったが、敵の侵入を察知するための仕掛けとして用いられた。張りめぐらした紐にぶら下げておき、その紐に侵入者がひっかかると鳴子がカラカラと音を出して侵入者を知らせる。


 

 

 

 



 天水桶(てんすいおけ)

江戸時代に、都市部の防火用や打ち水用として利用された水溜桶を天水桶という。町触れでは屋根の上に設置するものを天水桶、辻々や店先に置かれたものは水溜桶と区別しているが、地面に置かれたものも含めて天水桶と総称されることも多い


 

 

 



 明暦の大火(めいれきのたいか)

明暦3年(1657年)1月18日から1月20日にかけて当時の江戸の大半を焼失するに至った大火災。江戸城本丸も焼失し、西丸だけがかろうじて残った。最初の火元は本郷丸山本妙寺。供養のため、焼いて処分していた振袖が風で舞い上がって建物に火がついたのが出火原因と言われ、そのため「明暦の大火」は「振袖火事」・「丸山火事」とも呼ばれる。


 

 

 



 爪印(つめいん)

印鑑を持っていない人たちが印章の代わりに親指の爪先に墨や印肉をつけて円弧の形に押したもの。


 

 

 



 刀の銘(めい)

刀のナカゴ「茎」(刀身の根元、柄の中に入っている部分)に刻まれた 製作者の名前や製作地、製作年等を銘という。茎になにも刻まれていなければ「無銘」となる。


 

 

 

 



 草鞋(わらじ)

草鞋(わらじ)は、稲藁(いなわら)で作られる日本の伝統的な履物の一つ。藁を足形に編み、つま先にある2本の緒(お)と呼ばれる紐を乳(ち)という輪に通して足に結びつける。四乳草鞋が最も一般的。似た履物に草履(ぞうり)があるが、草履では足首に緒を巻くことはしない。草履と違って草鞋(わらじ)は足の裏に密着するため歩きやすく、昔は長旅の必需品であった。


 

 

 

 



 入墨刑(いれずみけい)

江戸時代に犯罪の抑止を図る目的で、主に窃盗犯に対して入墨刑が行われた。土地によっては入墨の入れ方に違いがあり、江戸は幅3分(約1cm)ほどの二本線を肘の関節より下に入れ、大坂は肘より上に入れた。これを以て前科者のしるしとした。


 

 



 大八車(だいはちぐるま)

江戸前期頃から主に関東地方で用いられた荷物運搬用の総木製二輪車で、二~三人でひく大型のもの。「代八車」とも書く。


 

 

 

 



 大高札場(こうさつば)

禁制や法度(はっと)等を庶民に周知させるために木札に書いたものを高札といい、高札は人の往来の多い場所に目立つように高く掲げられた。その掲示された場所を高札場という。


 

 

 



 房楊枝(ふさようじ)

江戸時代に歯を磨くために使った道具で、現代の歯ブラシのようなもの。柳、竹などの小枝を長さ12cm程度の細い棒にし、煮て柔らかくした先端を金槌で叩いてつぶし柔らかい房状にしたもの。右端の絵で楊枝屋の店先で槌で枝の先をつぶしているところが描かれている


 

 

 


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