一目瞭然、目からウロコ!
正しい意味を知らず、自分で適当に想像して読んでいる時代小説用語はありませんか?
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鯉口を切る(こいぐちをきる)
普段は「はばき」が鯉口にきちきちに入ることによって刀が容易に抜け落ちないようになっている。刀を抜く必要が生じた時、なめらかに抜くことができるように親指で押して「はばき」の分だけを事前に抜く動作を「鯉口を切る」と言う
袴の股立を取る(ももだちをとる)
「股立ち」(ももだち)とは袴の側面の下向きに切れ込んでいる所(左の写真の赤丸部分)のことで、動きやすくするために股立ちの所をつまみ上げて帯に挟み込むことを「股立ちを取る」と言う。
枝折戸(しおりど)
丸竹の枠に割り竹を両面から菱目(ひしめ)に組み付けた開き戸。菱目の交差部分は蕨縄(わらびなわ)で結い、門柱には丸太を用いる。
目貫(めぬき)
刀身を柄に固定するための目釘(めくぎ)の笠金具だったのが、時代を経て次第に「目釘」と「目釘の笠金具」が別れて、笠金具が発展して独立した「飾り金具」となり柄の目立つ部分にすえられるようになった。
鉈豆煙管(なたまめぎせる)
見てわかる通り形がそっくり!
棒手振り(ぼてふり)
魚・青物などを、てんびん棒でかついで売り歩くことを職業とする人。
貧乏徳利(びんぼうどっくり)
酒屋の小売用の貸し徳利(通い徳利)で、酒銘や酒屋の名前が記されていることが多い
御用箱(ごようばこ)
江戸時代、大名や幕府が用務に関する文書や金品を運ぶのに使った箱。献上品を届けるのにも使われた。
さる(猿)
今でも雨戸などで見られる、敷居の穴に差し込んで戸が開かないようにする錠
長屋(ながや)
江戸時代の長屋は、細長いひとつの建物の内部を簡単な壁で仕切っていくつかの住まい分けられていた。裏長屋の借家で一番多かったのが、間口9尺(1間半/約2.7メートル)×奥行2間(約3.6メートル)の広さで、入口に1畳半の土間(ここに「かまど」や「流し」がある)、奥は四畳半の間という間取り。
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